Programs

シガリット・ランダウ

When I Go

期間
6/5 thu. - 6/26 thu.
※Osaka Art & Design 2025の会期は5月28日(水)〜 6月24日(火)
営業時間
11:00 - 21:00
会場
エストネーション大阪店

イスラエルの死海で生み出されるアート。

『When I Go』は、死海の塩水の中で制作された塩の彫刻、映像、そして写真シリーズによる展覧会である。ランダウにとって、死海は唯一無二の実験場であり、創造の源でもある。これらの作品群は、対立を孕(はら)んだこの地の不協和音、あえぎ、そしてきらめきを描き出す。本インスタレーションはひとつの哀歌であり、文化的記憶、変容、そして環境破壊をめぐって思索するものである。

会場はエストネーション大阪店。

大阪の新たなランドマークとして注目を集めるうめきた地区。その玄関口であるグランフロント大阪南館1階に、静かで洗練された美的空間が広がる。それが、大人のためのスペシャリティストア「エストネーション大阪店」だ。店内は、天井高4.5メートルという開放的な空間で、そこへやわらかな自然光が降り注ぐ。中央に据えられた円形のカウンターは、美術館のインフォメーションを彷彿とさせ、ゆったりとした曲線が空間全体の調和を生み出している。店内を巡れば、アートのようにディスプレイされた洋服、隣にはさりげなく展示された現代アート作品に目を奪われる。これらのアート作品は、店舗のコンセプトに沿ってキュレーションされ、ファッションとアートが融合した、新たな美の世界を創り出している。透き通ったガラスの壁でできたVIPスペースは、展示物の一部のような非日常的な空間で、訪れる人々を日常の喧騒から解放し、至福のひとときへと誘う。

アーティストが目指す新たな場所に。

「エストネーション大阪店」が重視するのは、単に商品を販売するだけでなく、訪れる人々にとって特別な“お買物体験”を提供することだ。ギャラリースペースを設けているのは「エストネーション」でも大阪店独自の試み。“The Essence of Luxury”というブランドコンセプトに基づき、アートに限らず、あらゆるジャンルの作品や商品に挑戦している。その選定基準となるのは、普遍性や前衛性、知性や色気、そして物語性だ。現在、店内に展示されているのは現代アートが中心だが、さらに幅広いジャンルの作品をキュレーションし、新たなアーティストの活躍の場となることを目指している。最近は、アーティストからの問合せも増えてきているという。今後は、若手はもちろん、年齢、性別、国籍を問わず、幅広いジャンルのアーティストの起用を考えている。

世界的アーティストとのコラボが実現。

“Osaka Art & Design 2025”では、イスラエルのアーティスト、シガリット・ランダウの作品を展示する。彼女が手掛ける死海の塩を使った結晶彫刻は、“クール、スタイリッシュ、洗練”という言葉がぴったりで、大阪店の内装に多用されているガラスやステンレスのニュートラルな雰囲気と見事に調和する。店長の益山遼太郎は、ランダウの作品の美しさだけでなく、その背景にあるストーリーにも魅了されたと語る。彼女の出身地や作品の制作工程には、エストネーションのフィロソフィーである“Drawing color of Life(人生の色を描く)”と共通する、細やかな作業へのこだわりが感じられる。今回のコラボレーションを通じ、「エストネーション大阪店」は、世界からも注目される場所になるという、新たな目標を掲げた。

Artist / Brand

シガリット・ランダウ

1969年エルサレム生まれ。イスラエルのテルアビブ在住。インスタレーション、ビデオ、写真、彫刻、ペインティングを扱う。彼女の様々なメディアを使用したサイトスペシフィックな作品は、個人的かつ集団的な記憶、古代やユートピア的な神話に関係したものであり、また現代における問題や人間のありかたに関連している。多様な素材を使用し、人間の身体と対話しながら、ランダウは社会と個人的なもの、歴史と個人的なもの、そしてローカルな要素と壮大なスケールのナラティヴを織り交ぜる。

Gallery

エストネーション大阪店

ミュージアムのような上質な空間に、柔らかな光と色彩が織りなす洗練されたスタイルが息づく店舗。タイムレスなアイテムから、常に一歩先を行くプログレスな提案まで、“The Essence of Luxury”をコンセプトに、ラグジュアリーの本質を追求。美しいストーリーと、まだ見ぬ出会いを体験できる特別な場所で、新たな価値を提案している。


〒530-0011
大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館1階

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